「眺める系」の本を紹介~おでかけのお供に~
こんにちは、
キッズの教養を考える研究室「ききょうけん」のベル子です。
現在水曜日は単発記事を書いています。お気軽にお付き合いください。
今日は「絵や図の多い、1冊で長時間つぶせそうな本」をいくつか紹介していきたいと思います。(実際の紹介は記事は後半です。)
◎待ち時間と「紙」
通院や役所での手続き、飲食店での食事や長距離の移動などではどうしても「待ち時間」が発生してしまうことがあります。
そんなとき、子どもたちはどのように過ごしているでしょうか。
子どもを連れている場合、長時間待たされそうな行動は避ける方が多いかもしれませんが、予定外に待ち時間が長引くこともありますね。
そういった事態にそなえて、皆さんはどんなものを持ち歩いていますか。
大人の場合は、最近ではスマートフォンを使用していることが多いですね。また、子どもにそのスマートフォンを渡して、ゲームや動画で待ち時間を過ごさせる人もいるようです。
でも、スマートフォンには「離れた人との連絡」であったり「必要な情報の取得」であったりと優先したい用途がありますよね。大人が本来の用途で使いたい時は子どもに貸していられませんし、思いの他待ち時間が長引いた場合、電池の残量を考えるとむやみに「時間つぶし」に使えなくなることもあるでしょう。
スマートフォンは便利ですが、長引きそうな待ち時間には「紙」が便利です。風雨にさらされる屋外や、夜間の暗い場所でもなければ大抵の場合は力を発揮できます。屋内の待合室等ならほぼ問題ないということですね。特に本や冊子は、ひとまとまりになっているため扱いやすく出先で忘れてしまうことを防ぎやすいのが利点です。折り紙や落書き帳などでも時間をつぶせますが、ある程度しっかりした作業台が必要になったり、待ち時間が終わった時にバラバラになった紙や筆記用具をまとめて忘れ物のないように片付けるのは少し難しい場合もあります。
電気を利用したものやお菓子類と違って「どれだけ使ってもなくならない」のも魅力ですね。気軽に使えます。
多少荷物にはなりますが、本を一冊持ち歩いていると待ち時間が発生した時に便利なのです。
◎鞄と情報の「容量」
ただ、1つ難しいのは「どんな本を持ち歩くか」という点です。
大人や、ある程度年齢の高い子どもであれば、最初に思い浮かぶのは文庫本程度のサイズの本や漫画でしょう。
それほどかさばらず、それほど重くもなく、長時間楽しめます。
種類もたくさんありますから、自分の好みのものを用意しておけば良いのですね。
問題は、小学校に入るか入らないか位までの、幼いお子さんです。
細かい文字を読むことはできませんから「文庫本」というわけにはいきません。絵本でも嵩張らないものはたくさんありますが、一般的な本にくらべると短時間で読み終わってしまいます。お気に入りの本は何度も繰り返して楽しめるという子も少なくありませんが、やはり一冊で過ごせる時間はそう長くないでしょう。
それに、好きなものや好きなジャンルはあっても自分で主体的に情報を集めるのは難しいですから、「待ち時間が発生した時のために、1冊で長時間楽しめるお気に入りの本」を自分で探し出すのは困難です。
何冊も持ち歩けば、それだけ長時間持たせられるようになりますが、それでは荷物が増えてしまいます。
そこで、小さな子どもにも親しめるもので、1冊でたっぷり楽しめる本を何冊か紹介したいと思います。
①「さがせ」系いろいろ
まずは「特定の絵を見つける」ジャンルの絵本です。
1ページの情報量が多く、設定された「探すもの」を見つけた後も、独自の「探しもの」を設定して遊ぶことができます。いろいろな種類のものが出ていますから、とにかく「好みの絵柄のもの」を選ぶのがポイントです。眺めているだけでも長時間楽しめますから。
お出かけ用に「ミニ版」を出している出版社も多いので、用途に応じてちょうど良いものを探しましょう。
・「ウォーリーをさがせ!」シリーズ
・「アンパンマンをさがせ!」シリーズ
・「ハローキティをさがせ!」
・「ミッケ!」シリーズ
②「図鑑」系いろいろ
後半は、「図鑑」系です。全体的に「さがせ!」関連の本に比べて厚く重いものが多いのですが、その分ボリュームもあります。
小さな子どもが一人では読みづらい説明文が添付されている場合もありますが、文字を無視して絵を眺めているだけでも楽しめます。それに成長に応じて少しずつ文字が読めるようになることで飽きるまでの期間が長くなるという場合もあるので、小さい文字が入っているのも悪いことばかりではありません。
・アンパンマン大図鑑
・プラレール超図鑑デラックス
・トミカ超図鑑デラックス
・すみっコぐらし大図鑑
・こども もののなまえ絵じてん
・三省堂 ことばつかいかた絵じてん
・こども りょうりのことば絵じてん
※小型版のリンクです。他にもスポーツ絵じてん等があります。
◎最後に
実際にその子の「定番の1冊」になるかどうかは、やはり本人に手に取って見てもらわないとわかりません。
アマゾンのサイトリンクを貼りましたが、「せっかく買ったのに」ということを最小限に防ぐためには、できれば中身まで見ることのできる書店に子どもと足を運んで選ぶことをお勧めします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。