ききょうけん(キッズの教養を考える研究室)

「キ」ッズの「教」養を考える「研」究室

読書の春?~3行で振り返る読書番外編~

 こんにちは、

キッズの教養を考える研究室「ききょうけん」のベル子です。

 

 何かと自粛、自粛の毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

「これを機会に、買ったまま読んでいなかった本を読もう」という方もたくさんいらっしゃるでしょう。

 また「これを機会に、面白そうな本を探して読んでみよう」という方もいらっしゃるでしょう。

 

 そこで、今回の記事では、昨年の秋から今年の定期的に書いていた「3行で振り返る読書」の記事をまとめました。現在諸事情によりシリーズ第1回の記事は非公開になっているので、それ以外のリストになっています。目次のようなものともいえるかもしれませんが、タイトルの紹介の後に、簡単な紹介文を添えました。

 

 もし記事を見て興味を持った本がありましたが、是非読んでみてください。

 

※作品によっては前後編で書いたり補足の回をプラスしたりと、複数回に渡って紹介しているものもありますので、全部でいくつ分の記事にまとめられているかを、タイトルの横に書きました。 

 

 

「リロ アンド スティッチ」(全3回)

 

 子ども向けの絵本なのですが、私が大人になってから読んだ本の中で、一番泣かされた本なのではないかと思います。それは、この絵本のスティッチが、知り合いの女の子の境遇と重なって見えてしまったせいなのですが、その後私はその女の子の思わぬ真意を知って脱力したという思い出の一冊です。そんな思い出も含めて振り返った記事でした。

 

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「鈍感力」(全1回)

 

 

 作家であり医者でもある、渡辺淳一さんのエッセイです。

 当時流行語になり、最近はあまり耳にする機会がなくなりましたが、私は今でもこの言葉を使っています。自分がこの言葉を持ち出した時、相手の方は「ああ、鈍感力ね!確かにそういう概念は必要だね!」という反応をする方が多いので便利な言葉だと思うのですが、何故あまり使われなくなってしまったのか、個人的に不思議に思っています。

 

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「人生立て直しシリーズ」より2冊(全2回)

 

 池田暁子さんのコミックエッセイ

「片づけられない女のための こんどこそ! 片づける技術」

「貯められない女のための こんどこそ! 貯める技術」

の2冊をまとめて振り返りました。

 イラストレーターの池田さんが、自分自身の「だらしない」部分を自覚し、そんな自分を自分で制御しようと奮闘する様子がかかれています。「自分はここまで片づけられなくない」または「ここまで貯められなくない」とは思っても、共感できる部分は多いのではないかと思います。自分自身がそうでなくても身近にそういう人がいれば「ああ、あの人はこんなこと考えていたのかな」と気づかされることもあるでしょう。

 

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きよしこ(全2回)

 

 重松清さんの児童小説です。吃音を持つ少年「白石清」が主人公ですが、重松さんご自身の子ども時代をもとにした自伝的小説だといわれています。

 筆者曰く「ただ、そばにいる」物語ということで、ここから何を感じ取るかは、本当にその人次第だと感じます。

 

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「伊藤ふきげん製作所」(全2回)

 

「思春期の人々は、ふきげんです」の一文から始まる、伊藤比呂美さんの子育てエッセイです。

 15年以上前に書籍化された作品で、残念ながら現在書店で買うことはできないと思われますが、図書館や古書店などを探せば読むことは可能です。 

 エッセイ執筆当時伊藤さんがアメリカに住んでいたため、アメリカでの教育事情なども垣間見えて興味深い1冊です。

 時代が変わった今となっては事情が異なる部分もあるかもしれませんが、思春期の「ふきげん」は当時も今もあまり変わっていないのでしょうね。

 

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みんなのためのルールブック 」(全2回)

 

みんなのためのルールブック ―あたりまえだけど、とても大切なこと」はロン・クラークさんというアメリカの教師が書いた「あたりまえだけど、とても大切なこと―子どものためのルールブック」という本の内容を、より簡潔に読みやすくまとめなおした普及版です。

 現在の世界的な感染症騒ぎを経て、マナーやルールのスタンダードも大きく変わるかもしれません。でも、変わらず残っていく理念もたくさんあるのでしょうね。

 

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雪の女王(全4回)

 

 アンデルセンの童話「雪の女王」は、「タイトルは知っているけれど、ストーリーはよく知らない」童話の代表格ではないでしょうか。

 その理由の一つは「他人に説明しづらい」内容にもあると思います。ある意味でかなり難解といいますか、人によって受け取り方は全く異なるだろうという文章で、この本を読んでいない人に「こういう話だよ」とまとめて説明してしまうのは間違いかもしれないと感じるのです。その不安の表れか、私自身がかいた記事も4回分と、過去1番多くなってしまいました。元も子もない話ですが、実際の作品を読んでしまったほうが話が早いようにも思います。興味がありましたら、是非読んでみてください。

 ちなみに、難解とは書きましたが、幼い子どもの方がかえって何の疑問も持たずに世界観を受け入れられるかなとも感じました。決して「童話なのに大人でないと難しい」ということではないと思います

 

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 以上の7つの作品8冊について振り返りました。作品によっては電子書籍版もありますから、家にいても読むことができますし、自粛生活のおともにいかがでしょうか。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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