ひらがな学習のための小ネタ集㉙~ピカピカの一年生の教養85~
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こんにちは
キッズの教養を考える研究室「ききょうけん」のベル子です。
現在当ブログでは毎週金曜日に、ひらがなを書く練習をする時に覚えておくと役に立つ、ちょっとしたコツの紹介をしています。今回はその29回目です。
※前回の記事はこちら↓
今回は「ろ」と「る」について考えていきましょう。
前回の「そ」に引き続き、1画のひらがなの中ではかなり複雑な形をしている文字ですね。
◎分解してとらえる
前回の「そ」と同様、1画の中でも複数のパーツに分けて考えると、形がとらえやすくなります。
その考え方で見るなら、「る」は「ろ」の最後に輪っかの部分を付け足したといえるので、まずは「ろ」の形から考えてみましょう。
おおよそ上半分と下半分で考えることができます。
上半分は「そ」の時と似たような形ですね。カタカナの「フ」に近い形ですが、この「ろ」を習う時点では「フ」は習っていないと思われますから「とがった『つ』」くらいの表現が良いのではないでしょうか。そして後半の下半分は、とがっていない本来の「つ」にかなり似ていますね。
「ろ」の形をざっくり言うなら、
まずは上半分の範囲に「とがった『つ』」を書き、
そのまま続けて下半分の範囲に「ふつうの『つ』」を書いたような形
ということになります。
ただ、上半分・下半分で分けた時に一つ留意しておく必要があるのは、前半の「とがった『つ』」は中央の補助線を超えて下半分に少し入っておいた方が良いということです。
後半の「つ」を書く際に「書き出しは少し右上がりになり、中央の線に重なるくらいまでになったら右下がりに変える」というのがちょうど良い基準になりますから、「少し右上がりに進んで中央の線に重なる」ためには、予め中央の線より下まで進んいる必要があります。
◎バランスをとるための目安
その他の意識しやすいポイントを考えてみましょう。
「ろ」の字の横幅に着目すると、中央のあたりが一番幅があるのがわかります。
最初の横向きの線は短めに書き、右上から左下へ線をひく時に、書き出しのポイントよりも左の場所を目標地点にしておくというのが1つのポイントになるでしょう。また、その後もう一度右へと線をひく際も「1回目よりも右へ進む」ことを意識します。
最初に書く横線ですが、これは中央を示す縦の補助線を挟んで、左右で同じ位になるよう意識します。書き出しから右へ進み縦の補助線に到達した時点で、「今まで書いた線と同じ位の右へ伸ばす」という方が考えやすい子もいるかもしれません。
最終的に、書き終わりのポイントも縦の補助線が目安になります。
「はらい」で終わる字ですが、上手く力を抜いていくのが難しい場合は、字の練習中には「はらい」こだわりすぎず形を覚えることを優先し、「はらい」はそれ単体で練習するのがお勧めです。
◎「る」のポイント
「る」の書き方は、途中まで「ろ」と変わりません。
「ろ」で「はらい」を始めるあたりから、「る」との違いがでてきます。「ろ」は中央の縦線を目安に書き終わりますが、「る」は最後に輪っかをつくるため、中央の縦線よりも左側まで線を伸ばします。
「輪っか」という表現だと丸を書くイメージになってしまいますが、教科書に出てくる見本では、実際の形はどちらかというと三角に近い形になります。
↓このような形です。(適切なフォントが見つからずに手書きで書いたため、バランス等は若干異なると思います。)
「最後に丸を書く」というよりは「最後に山を書く」という感覚の方が書きやすいかもしれません。
◎まとめると
・「ろ」は1画のひらがなのなかでは少し複雑な形をしていますが、上半分と下半分のパーツに分けるとわかりやすくなります。
・マスの中央にある縦の補助線を基準にして考えると、バランスがとりやすくなるでしょう。
・「る」は「ろ」の最後に輪を作りますが、実際には「丸」よりも「三角」に近い形です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。