ききょうけん(キッズの教養を考える研究室)

「キ」ッズの「教」養を考える「研」究室

ひらがな学習のための小ネタ集⑱~ピカピカの一年生の教養74~

 こんにちは

キッズの教養を考える研究室「ききょうけん」のベル子です。

 

    現在当ブログでは毎週金曜日に、ひらがなを書く練習をする時に覚えておくと役に立つ、ちょっとしたコツの紹介をしています。

 今回はその18回目です。

 

※前回の記事はこちら↓ 

kikyouken.hatenablog.com

 

 前回は「い」の字を扱いましたが、「い」とあわせて学習することの多いのが、今回テーマにする「こ」の字です。「い」と共通する部分も多いため、「い」と異なる部分を中心にサラっと扱いますので、どうぞお気軽にお付き合いください。

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◎少しだけ斜め?少しだけ曲がる?

 

 ざっくりと大まかな形を考えると、「い」が縦線2本からできているのに対し、「こ」は横線2本が縦に並んでいる形だといえるでしょう。

「い」の縦線は少しだけ斜めになっていましたが、「こ」はどうでしょうか。多少

右下がりになっている気がしますね。

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 実際の見本の字を見てみると、全体としては右下がりですが、下がっていない部分も多いというのがわかります。

 まず1画目の「はね」以外の部分を見てみましょう。

「い」の時と同様、全体を通して少し外側に孤をかくように曲がっています。「曲がる」要素を除いて線の向きを考えてみると、途中までほぼまっすぐで半分を超えてから少し下がる感じですね。

 

 2画目は、前半の部分でかなり大きく曲がりつつ右に下がり、後半はほぼまっすぐ真横になっています。

 

「い」はどちらかというと「全体的に孤をかき全体的に右に曲がる」という感じでしたが、「こ」は1画目2画目それぞれの線について、前半と後半で大きな違いがあることを意識してみると良いでしょう。

 

 

◎長さと始点と終点

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 1画目と2画目の長さを比べると、2画目の方が長くなっています。また、始点と終点の位置を比べると、どちらも1画目より2画目の方が外側になっていますね。 

 

 4分割したマスに書く場合には、中央の線を基準にして、左右がちょうど同じ位の長さになるように意識するとバランスがとりやすくなるでしょう。

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◎「はね」の扱いについて

 

「い」と同様1画目の最後の「はね」の形には本来必然性があるはずですが、最初の練習の際には「2画目のスタート地点に向かって(つまり右上に)はねる」と簡単に説明するだけで、「運筆の流れとして自然かどうか」といったことについては、ひらがな全体を書きなれてきてから改めて見直してみることをお勧めします。
 

 

◎まとめると

 

・全体を見ると「少し曲線・少し右下がり」といえますが、線の前半と後半で書き方が大きく変わることを意識すると、形がとらえやすくなります。

 

・長さとしては2画目が1画目よりも長くなるため、2画目は1画目よりも左側から書き始め、1画目よりも右側で終わります。また、1画目も2画目も、中央の補助線を基準にして左右がだいたい同じ長さになるので、それを意識しながら始点と終点を決めると良いでしょう。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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