立ち読み計算練習(中学の図形)~立ち読み計算ドリル番外編~
こんにちは、
キッズの教養を考える研究室「ききょうけん」のベル子です。
今回は月曜日に書いた「スッキリポイントを探す」に関連する問題を紹介します。
※当該記事はこちら↓
扇形の面積を求める公式は、
(半径)×(半径)×(円周率)×(中心角)/360°
ですが、中心角として出題される数字は大抵の場合「(中心角)/360」が約分しやすいように設定されています。そこでまず簡単な分数に約分できる「(中心角)/360」のパターンを覚えておけば、暗算がしやすくなるのです。
今回はよく出題される数字で3問出題します。円周率は「π」で考えてください。
<問題①>
半径3㎝、中心角が120°の扇形の面積は何㎠ですか。
<答え>
3×3×π×120/360
=3π
面積は3π(㎠)
120/360=1/3です。また、3×1/3=1と考えると暗算が楽になります。
<問題②>
半径4㎝、中心角が270°の扇形の面積は何㎠ですか。
<答え>
4×4×π×270/360
=12π
面積は12π(㎠)
270/360=3/4です。また、4×3/4=3と考えると暗算が楽になります。
<問題③>
半径8㎝、中心角が135°の扇形の面積は何㎠ですか。
<答え>
8×8×π×135/360
=24π
面積は24π(㎠)
135/360=3/8です。また、8×3/8=3と考えると計算が楽になります。
◎最後に
自然数(正の整数)のかけ算を繰り返すと、数はどんどん大きくなっていきます。大きな数字をかけたり、大きな数字で割ったりする計算を暗算で行うのはとても難しいため、「360で割る」計算をタイミング良く行うことで、小さい数字でのかけ算に保つことがポイントになります。
前回の記事でも書きましたが、扇形の角度として頻出する数字は限られていますので、それを覚えるととても楽になるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。