ききょうけん(キッズの教養を考える研究室)

「キ」ッズの「教」養を考える「研」究室

立ち読み練習問題(小5の約分)~立ち読み計算ドリル番外編~

 こんにちは、

キッズの教養を考える研究室「ききょうけん」のベル子です。

 

 今回は、月曜日に書いた「差から公約数を考える(前編・小5の約分)」の練習問題を紹介します。

 

※もとの記事はこちら↓

kikyouken.hatenablog.com

 

 計算の結果として分数が出てきた場合、できるだけ約分をするのが原則ですが、約分ができるかどうかの判断は意外と面倒だったりもします。

 九九で対応できるような数ならまだ良いのですが、そうでない場合はすだれ算や素因数分解で考えることになり、かなり時間がかかります。そんな時に便利な考え方の一つを紹介しました。

 

 上にリンクを貼った記事は、次回月曜日にもう少し内容を補足する予定になっていますが、今回出題するのは上の記事の内容のみを踏まえた類題になります。

 

 問題は2問です。時間のある時にお付き合いください。

 

<問題>

 

 (1)と(2)のそれぞれの4つの分数のうち、3つはこれ以上簡単な分数に約分できません。でも1つだけ約分できるものがあります。それはどれでしょうか。

 

(1)

 

①48/49

 

②65/67

 

③1/102

 

④60/72

 

 

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<(1)の答え>

 

 正解は④です。

 

48/49は分母と分子の差が1なので、約分できません。

65/67は分母と分子の差が2ですが、分母も分子も偶数ではないので2で割ることはできません。よって約分できないということがわかります。

1/102は分子が1なので、約分はできません。

60/72は12で約分できます。

 

 

 

(2)

 

①56/59

 

②61/68

 

③117/130

 

④149/150

 

 

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正解は③です。

 

56/59分母と分子の差は3ですが、56も59も3で割りきれません。

61/68も同様に、分母と分子の差は7ですが、分母も分子も7で割り切れないので、約分できないとわかります。

117/130の分母と分子の差は13です。130は13で割り切れるとわかります。117÷13は少し計算が面倒な気がしますが、13×10の130よりも13少ないということから、こちらも13で割り切れるはずです(13×9になります)

149/150は分母と分子の差が1なので、約分できないと判断できます。

 

 

 今回は約分の練習問題を紹介しました。「立ち読み練習問題」ということで、分母や分子に少し大きめの数を使っていますが、こうした問題になれると「22/24」くらいの少し小さめの数が分母・分子になっている分数にも対応しやすくなります。

 普段の計算練習でも活用してみてください。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。