ききょうけん(キッズの教養を考える研究室)

「キ」ッズの「教」養を考える「研」究室

何事もほどほどが健康的~日曜日の雑談33~

 こんにちは、

「ききょうけん」のベル子です。

 

 日曜日は雑談記事を書いています。お気軽にお付き合いください。

 

 これまでの記事でも何度となくふれてきたことがある気がしますが、私は運動が得意ではありません。歩くのは好きなので結構長距離を歩くこともあり足腰は弱くないと思いますが、一般的に言うところの「運動神経が良くない」タイプです。身体を動かすことは嫌いではないのですがあまり好きでもなく、音楽が好きだったため、中学生の頃は音楽関係の部活動に所属していました。

 

 音楽関係の部活でも、大会で大きな賞を狙うような強豪校なら毎日筋トレしたり走りこんだりもするようですが、私が所属していた部活はそのようなことはなく、全く運動と無縁な部でした。

 

 中学校に入学した時、私は母に運動部に入部することを強く勧められました。母は私が運動の苦手な子どもだということはわかっていましたし、大会等で良い成績をおさめることは全く期待していなかったのですが、「とにかく体力をつけるために運動部に入るべきだ」という考えだったのです。結局私は運動部には入らず、自分の興味のある部活に入りました。体力づくりを全くしない文化部です。

 

 その結果どうなったかなのですが、実は体力だけはつきました。

 

 中学校生活の後半くらいから足腰が強くなってきたようで、持久走だけはクラスの中でも速い方だったと記憶しています。林間学校で山登りをした際には、運動部所属の子ども達がバテていくなか、文化部所属の私がケロッとしていて担任の先生に驚かれたという思い出もあります。

 

 なぜ、体力だけはついたのか。その理由がなんだったのか本当のところはわかりませんが、自分には1つ思い当たることがあります。それは「登下校の時間」です。中学生時代の私は「置き勉」を一切しない子どもでした。今では学校に荷物を置きっぱなしにする、いわゆる「置き勉」が奨励されるようになってきましたが、当時はまだ少し不真面目なイメージがついていました。それでも運動部の子どもたちはウェアなどの荷物もありますから、なるべく置いていけるものは置いていくような工夫をしていたようです。でも、私はその取捨選択が面倒で、机の中身を全部鞄の中に入れて帰る日々を過ごしていました。また、あまり活動に熱心ではない部に所属していたため朝練もなく、ギリギリの時間の家を出ることも多かった為、念のため登校時に走ることもしばしば。そこまで遅刻ギリギリの時間に登校していたわけではないので全力で走ってはいませんが、相当重い荷物を背負った状態で走っていたわけです。その結果、体力だけはついたのではないかと。

 

 そうはいっても運動部に入っていた人たちの方が、やはり体力はついているだろうとは思います。でも大人になってスポーツ経験者の人たちと歩いたり走ったりしていると、意外と私よりも動けない人が多かったりするのです。これは私が動けるようになったということではなく、若い頃本格的にスポーツをやっていた方の中には、頑張りすぎて体を壊している人が少なくないということなのでしょう。「腰を痛めているから動けない」とか「膝にあまり負担をかけられない」といったケースが少なくありません。

 

 母もそういった元アスリートの姿を目の当たりにすることが多くなったようで「スポーツをやったほうが絶対健康的」という考え方ではなくなりました。もちろん身体を動かすことはとても良いことで、母自身も日常の中で意識的に運動するようにしています。ただ、やりすぎは身体に良くないですし、運動部などの団体に所属して本格的に頑張ろうとすると、ついつい無理をし過ぎてしまうことも事実なのでしょう。

 また、私の体力づくりに役立ったらしい「毎日思い荷物を背負って登下校する」というのも、やはり重すぎると身体に悪影響を及ぼすといわれているようですね。骨などに影響が出てしまうこともあるようで、それが最近の「置き勉」推奨の理由になっているようですから。なので、私は運よく大丈夫でしたが、「思い荷物を背負ってれば体力がつくよ」とお勧めするつもりはありません。ただ、他に方法はあるはずですから、「体力づくりのため」という理由で無理に運動部に入る必要はないなと、それは間違いないと思います。

 

「学生時代にスポーツに打ち込むなんて、とても健康的」というイメージがありますが、何事もほどほどにしておくことが重要なようです。

 皆さまどうぞ、身体にお気をつけて、健康な毎日をお過ごしください。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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