何算かを判断する練習問題~数式と日本語番外編~
こんにちは、
キッズの教養を考える研究室「ききょうけん」のベル子です。
今日は「四則計算の特徴をとらえる」練習問題を紹介します。
※前回の記事はこちら↓
前回の記事は、その前の足し算・引き算関連の記事に合わせて、足し算・引き算のみの練習問題を紹介しましたが、同様の形式で足す・引く・かける・割るの計算全てについて考えることもできます。今回はその紹介です。
◎慣れないうちは4つ並べるのがお勧め
<例題>
次の①~④の式の〇の部分には、それぞれ「+」「-」「×」「÷」のどれかが入ります。それぞれの式にどれが入るかを答えてください。
① 10〇2=8
② 10〇2=5
③ 10〇2=20
④ 10〇2=12
等式が成り立つように計算の記号を入れていきます。
答えは
① 10-2=8
② 10÷2=5
③ 10×2=20
④ 10+2=12
というわけです。
上の問題でもそうですが、最初のうちは「〇」の前後の数が同じ問題を4種類まとめて出題することをお勧めします。
単独ではわからない問題も、自分が答えられるものから答えていけば消去法で判断しやすくなるでしょう。
自然数(正の整数)やゼロだけを題材にしているうちは、
左端の数に足したりかけたりすると等号の右側の数が大きく(または同じ数に)なり、
左端の数を引いたり割ったりすると等号の右側の数が小さく(または同じ数に)なります。
4種類の計算を比較することで、その特徴をつかむことが大切です。
◎4つの難易度
計算方法の種類がたくさんあるだけに、問題の難易度は非常に細かく分けることができますが、ここでは特に大きなポイントとなる部分で4段階の基準を紹介します。
A 九九を利用できる問題
例 6〇3=18
6〇3=9
6〇3=3
6〇3=2
B 10の倍数、100の倍数に関わる問題
例 50〇5=10
50〇5=45
50〇5=250
50〇5=55
C 小数、分数を含む問題
例 0.7〇0.1=0.8
0.7〇0.1=0.07
0.7〇0.1=7
0.7〇0.1=0.6
D 正負の数を含む問題
例 (-12)〇(+4)=-16
(-12)〇(+4)=-48
(-12)〇(+4)=-8
(-12)〇(+4)=-3
◎まとめると
・等式の「+」「-」「×」「÷」の部分のみを伏せて、どの記号があてはまるかを答える練習をすることで、それぞれの計算についての理解を深めることができます。
・特に最初のうちは、左辺(=の左側)の2つの数を統一し、4つの計算方法に関する4種類の問題についてまとめて考えるのがお勧めです。他の計算方法との比較がしやすく、苦手な計算方法についても消去法で答えやすくなります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。