ききょうけん(キッズの教養を考える研究室)

「キ」ッズの「教」養を考える「研」究室

「衛生」を見直すきっかけづくり~ピカピカの一年生の教養54~

 こんにちは、

キッズの教養を考える研究室「ききょうけん」のベル子です。

 

 今回の「ピカピカの一年生の教養」のテーマは衛生教育です。

 

 

◎手洗いの仕方や身だしなみを見直す

 

 集団の中で活動をする上では、やはり「衛生」に関してある程度の理解が必要です。

 それは、自分自身や周囲の子が健康に過ごすためでもありますし、単純に自分と関わる人達に不快感を与えないためでもあります。

 日常生活の中で四六時中完璧に清潔感を保とうとする必要はありませんが、やはり必要な時に状況に応じた行動や身だしなみを実践できるだけの知識を身につけておけば安心です。

 具体的な内容としては、多くの学校では給食当番の仕事をする機会がまわってきますから、そうした場面でどのようなことに気を付けておくべきかがひととおりわかっていると良いでしょう。

 

 でも、手洗いやうがいの仕方、爪や髪の毛などの身だしなみというのは、日常生活の中で改めて見直そうというのは、子どもにとっては少し難しいこともあります。日頃特に気を付けていなくても表面上困ることがなければ、何故見直さなくてはいけないのか、その必要性を感じづらいものです。

 

 そこで、遊びの中で衛生に関する知識を見直す、こんな方法はいかがでしょうか。

 

 

◎「食べ物屋さんに弟子入り」ごっこ

 

「食べ物屋さんごっこ」と称して、実際に子どもと料理をつくる機会を設定します。

 料理の内容は、子どもの興味や得意なことなどに合わせて決めてください。

 

「お店屋さんごっこ」というと、自分自身が店長になるイメージを持つ子どもも多いと思いますが、今回はあくまでも子どもは大人から教わりながらやる立場なので「お弟子さん」の役回りです。「弟子入り」がピンとこなそうな場合は「料理教室ごっこ」でも良いでしょう。こちらも子どもは生徒役です。

 

 この料理を作る前や作る途中で、必要な衛生観念を復習していきましょう。日常の中で特にこれ以上気を付ける必要はないと思っている子でも「プロになったつもり」となると、改めて考えなおす意識が生まれます。

 

 この遊びで特にお勧めしておきたいのが、教える役の大人とは別に、具体的なお客さん役をはっきり設定しておくことです。遊びであっても、やはり「お客さん」がいる方が責任感がうまれ、より真剣に学ぶことができます。その時作った料理を食べてもらう相手がいない場合でも「上手にできるようになったら、いつかおじいちゃんとおばあちゃんに食べてもらおうか」と「未来のお客さん」を設定することが可能です。

 

 

◎まとめると

 

・手洗いうがいの仕方や身だしなみなどを見直すきっかけづくりとして「お店屋さん(に弟子入り)ごっこ」はいかがでしょうか。

 

・料理の作り方と一緒に、衛生に関する知識を学びます。

 

・具体的なお客さんを設定しておくと、より真剣に取り組めるのでお勧めです。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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