巣ごもりスポーツは他にも~伝統おもちゃのいろいろ~
こんにちは、
キッズの教養を考える研究室「ききょうけん」のベル子です。
先日の記事では、家の中で身体を動かせる「巣ごもり中のスポーツ」としてけん玉をお勧めしました。
今回はその続きになります。
日本の伝統的なおもちゃは他にもいろいろありますね。それほど激しい運動にはなりませんが、適度に身体を動かすおもちゃ・遊びをいくつか紹介しましょう。
◎お手玉
けん玉以上に、道具を入手しやすいので、非常に始めやすい遊びです。
さらに、「ちょっと試しにやってみるだけ」という段階であれば、いらない手袋を丸める等、ありあわせの物で初めてみることもできます。
本格的に頑張ってみたいということであれば、自分でやりやすいサイズ、やりやすい材質のものを手作りするのも良いでしょう。
海外でも「ジャグリング」という文化はありますが、日本の伝統的なお手玉としては「日本のお手玉の会」という団体が段位認定等をしています。
※日本お手玉の会ホームページ→http://www.otedama.jp/
どんな技があって、どのくらいできれば、どのくらいの段なのか、というのが書かれていますから、家で挑戦する時の基準や励みになるでしょう。
◎カルタ
漫画「ちはやふる」もヒットし、「競技カルタ」が広く知られるようになりました。単純に遊びとしてのカルタというと、スポーツのイメージとはあまり結びつかないかもしれません。でも、競技カルタとなると、記憶力等だけでなく体幹のバランスなど身体を鍛えることも求められます。
1面に並べた取り札を決められた順番に素早くとる練習等をすると、結構良い運動になりますよ。
百人一首であれば札を自動で読み上げてくれるソフトなどもあり、一人での練習にも困りませんが、百人一首が難しいということであれば、他のカルタで遊ぶのも良いでしょう。対戦相手がいなくても「『あ』から順番にとる」などの練習ができますね。
◎おはじき
全身の運動というより指先の運動になりますが、「おはじきをはじく」ような繊細な力加減を必要とする運動をすることもも子どもの発達にとっては重要です。
おはじきの伝統的な遊び方はインターネットで検索すればいろいろと出てきますが、そうした正式なルールにとらわれず、その子の年齢や興味の対象にあったルールで良いと思います。
例えばサッカー場の絵を描いてその上に1つのおはじきを置いて2人が交互にはじき合うなんて遊び方もありますね。相手のゴールの絵の部分に止まるようにはじけたら1点というように。
「この場所に止まったら〇点」「この場所に止まったら今までの点数を3倍する」と決めて獲得した点数を競えば、計算練習にもなります。
◎紙風船
家の中のどこにぶつけても、家財道具等を壊す心配がない、家族の誰かにぶつけてもけがをさせる心配のない、屋内でボール遊びのできるおもちゃですね。逆に乱暴に扱いすぎると紙風船自体が割れてしまう恐れはありますが、上手に使えるようになればそんなに壊れることはありませんので、持続的に使えます。
屋内で遊ぶならゴム風船という選択肢もありますが、日が経つとしぼんでしまい大きさが定まらないこと、長期的に遊ぶなら多数の風船を準備する必要があること、割れた時の音が大きく子どもによってはショックが大きい等の難点があります。ただ、紙風船とは違う独特の動きをしますので、遊び方によってはゴム風船の方が盛り上がりやすいこともあるでしょう。最終的には好みで選ぶので良いと思います。
遊び方はいろいろありますし自由ですが、有名なものでは「風船バレーボール」等のルールが室内レクのサイト等で紹介されていますので、「どう遊んだら?」という方は検索してみてください。
◎最後に
伝統的なおもちゃによる遊びには、屋内で身体を動かせる要素を含んだものがたくさんあります。
本腰を入れてやろうと思うと非常に奥の深いものが多い一方で、わざわざ道具を購入しなくても身近なものを代用してとりあえずやってみることができるものが多いので、まずは一度気軽に始めてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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