ききょうけん(キッズの教養を考える研究室)

「キ」ッズの「教」養を考える「研」究室

ペンは剣よりも強いけれど〇〇に勝てない?~日曜日の雑談31~

 こんにちは、

「ききょうけん」のベル子です。

 

 日曜日は雑談記事を書いています。お気軽にお付き合いください。

 

 理屈は子どもの頃に習ったはずだし、考えてみたら当たり前のことだけれども、大人になってから初めて「確かにそうだ!」と気づくことって時々ありませんか。

 私は結構頻繁にあります。

 

 先日も、そういう体験がありました。

 

 1週間ほど前のことなのですが、仕事の都合でかなり気温の低い場所へ行きました。そこでメモを取ろうとボールペンを使ったら、普段に比べてかなり薄くしか書けないのです。

 長期間使用してきたペンなので「ああ、そろそそインク切れかな」などと思って薄いながらも使っていたところ、そのメモを見た現地の人に言われました。

 

「そのペン、もしかして油性?油性ペンはね、寒いとインクが固まって書けなくなるのよ。私の水性ペンを貸してあげる。」

 

 子どもが使う「お名前ペン」のような太いペンはともかく、ボールペンのインクが油性か水性かなんて、普段意識していませんでした。その時私が使っていたボールペンも、それなりに長い付き合いだったはずなのですが、今回のような事態になって初めて油性であることを知ったのです。

 貸していただいた水性ペンは良く書けました。メモを取るくらいなら水性でも油性でも違いなんてないと思っていましたが、こうも差が出るとは。やっぱり違いはあるのですね。

 

 そういえば南極では長らく鉛筆が主流だったと聞いたことがあるような。現在では極寒の地域でも使える特別なペンもあるようですが。

 

 今回私が行った場所は「油性ペンはだめでも水性ペンならスラスラ書ける」場所でしたが、さらに寒さの厳しい場所に行けば、水性ペンも一般的なものは使い物にならなくなってしまうのでしょう。

 

「ペンは剣よりも強し」という言葉がありますが、そのペンも冬将軍には勝てないのですね。

 

 この間大掃除の記事を書きましたが、「ちょうど良い機会だから、インクの出が悪いペンは捨てよう」と考えている方は、どうぞご注意ください。

 うっかり気温の低い場所で試し書きをしてしまうと、本来まだまだ使えるはずのペンも捨てることになってしまうかもしれません。

 

 筆記用具のチェックは、是非暖かいところで。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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