ききょうけん(キッズの教養を考える研究室)

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立ち読み練習問題(小6の速さ)~立ち読み計算ドリル番外編~

 こんにちは、

キッズの教養を考える研究室「ききょうけん」のベル子です。

 

 今回は月曜日に紹介した「時速を秒速に変換する計算」の練習問題を紹介します。

 

kikyouken.hatenablog.com

 

  1時間は3600秒ですから、時速を秒速に変換するためには、時速の数値を3600で割る必要があります。

 また、時速の場合距離を表す単位はkmが多いのですが、秒速の場合はmが主流です。音が1秒間に進む距離(いわゆる音速、マッハ)が約340mですから、1秒あたりに進む距離として「〇km」という表現を使うのは現実的ではないのですね。そのため、「時速〇km」を「時速△m」に変換したうえで、3600で割る計算をすることになります。ちなみに、〇km=〇×1000mです。

 

 3600で割るというのはかなり面倒そうではありますが、多くの練習問題の場合「3600で割ってきりの良い数になる」ように問題の数値が設定されています。そのような数は限られていますから、36の倍数を覚えておけば、比較的対応が容易になるというのが月曜日の記事の話でした。

 

 以下に36の倍数を書き出しておきます。

 それをふまえて2問出題しますので、気が向いたら挑戦してみてください。

 

※36の倍数

 

36×1=36

36×2=72

36×3=108

36×4=144

36×5=180

36×6=216

36×7=252

36×8=288

36×9=324

36×10=360

 

 

<問題①>

 

 ある車は3時間で108km進むことができます。

 この列車は秒速何mですか。

 

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<答え>

 

 正解は「秒速10m」です。

 

 まず「3時間で108km」という数値から108を3で割ることで「1時間当たりの進む距離(時速何kmか)」を考えることができます。

 

 108÷3=36なので、この車の速さは時速36kmです。

 少し割り算がややこしそうに見えるかもしれませんが、36の倍数を覚えていれば、この計算もそれほど時間がかからないでしょう。

 

 時速36km=時速36000mなので、この36000を3600で割ることで秒速を求められます。

 

 36000÷3600=10ですから、答えは「秒速10m」です。

 

 

<問題②>

 

 ある列車は2時間で360km進むことができます。

 この列車は秒速何mですか。

 

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<答え>

 

 正解は「秒速50m」です。

 

式で表すと

360÷2=180

180×1000=180000

180000÷3600=50

となります。

 

まず、時速180kmということがわかり、その後の計算で

 

時速180km

時速180000m

秒速50m

 

と考えられます。

 

 

◎最後に

 

 最初のうちはややこしく感じるかもしれませんが、前述の通り出題される数値には頻出するパターンがありますから、繰り返し問題を解くことで次第に慣れて素早く解けるようになります。

 ただ、今回の②の問題などもそうですが、36の倍数を覚えても「0」の個数の扱いでミスをしてしまうことは少なくないので、その点にも注意しておくと良いでしょう。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。