伝える力を育てる遊びを紹介~紙と鉛筆で気軽にできます~
こんにちは、ベル子です。
今回は、以前の記事で書けなかった「伝える力を育てるゲーム」を紹介します。
「ピカピカの一年生の教養⑨」を書いたときに、小学校一年生が位置表現を学ぶ為のゲームとして、3つのステップに分けて室内遊びを紹介させていただきました。
※詳細はこちら↓
この話では元々STEP4も用意していました。
でも、記事が長くなりすぎてしまうことと、段階をふむとはいっても小学校一年生向けとしてはかなり高難易度だったためSTEP3までで終わりにしたのです。
今回はそのSTEP4を、もう少し年長の子どもの遊びとして紹介します。大人同士でやってみても発見があって楽しめると思いますよ。
◎何の絵かをあてるゲームです。
まず、「伝える人」と「聞く人」を決めます。聞く人は何人かいても面白いと思いますが、伝える人は一回のゲームにつき一人の方が良いでしょう。
「伝える人」は、絵かき歌の歌詞と、その歌でできあがる絵を、一曲分用意します(用意の仕方は後述)。歌詞がわかればメロディーはあっても無くても大丈夫です。
その歌詞を「聞く人」に伝えて、絵を描いてもらいます。「聞く人」には、「何の絵かき歌なのか」や「出来上がりの絵がどんなものになるのか」は一切伝えません。
たいていの絵かき歌は、歌詞だけ聞いてもなかなか正確には描けません。そこで、「伝える人」は「何の絵を描いているのか」は一切言わずに、描き方だけ詳しく補足して説明します。
「聞く人」が、歌詞と説明を聞きながら絵を描き、その歌が何の絵かき歌なのかを当てるゲームです。
◎「へのへのもへじ」を伝えるなら
「へのへのもへじ」は既に多くの人が答えを知っているので「お題」として使えませんが、例としてこの歌の描き方を伝えるなら、以下のような感じになります。
歌詞は「へのへのもへじ」です。
「へのへのもへ」までは、だいたいみんな同じ大きさです。
最初に、紙の真ん中より少し左上に「へ」を描きます。
そのすぐ下に、「の」を描きます。
次に、紙の真ん中より少し右上に「へ」を描きます・
そのすぐ下に「の」を描きます。最初の「へ、の」と同じです。
二つの「の」の間、紙の真ん中より少し下に「も」を描きます。
その下に「へ」を描きます。
最後に、今まで描いた文字を全部囲い込むように「じ」を描きます。
このような説明で「聞く人」が「人の顔」と答えられたら正解というわけです。
◎絵かき歌のお勧めサイト
チーム対抗戦や、「伝える人」を持ち回り制にしてポイント(「伝える人」と正解した「聞く人」がもらえる)を競う形式などで遊べますが、勝敗要素が無くても意外と楽しめます。
紙と鉛筆と絵かき歌があればできるのですが、問題は絵かき歌をどうやって用意するかですね。
図書館などに探しに行くのはちょっと大変というときには、
こちらの
オープン・ザ・セサミさんの「えかきうた」
というサイトがお勧めです。
歌詞や絵だけでなく、メロディーつきで実際に描いている動画も紹介されているので、答え合わせに使うこともできますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。