ききょうけん(キッズの教養を考える研究室)

「キ」ッズの「教」養を考える「研」究室

入学おめでとうございます!~ピカピカの一年生の教養㊱~

 

 こんにちは

キッズの教養を考える研究室、略して「ききょうけん」です。

 

「ピカピカの一年生の教養」シリーズ、今日のテーマは「入学式」です。

 

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 とうとう4月になりましたね。

入学式までにはまだ数日あると思いますが、4月1日からは一年生です。

小学一年生になったお子さんと、保護者の皆様、おめでとうございます。

 

 

  

◎いろいろな意味で特別な日

 

 入学式はおめでたい行事で、子ども本人も周囲の方もいろいろな想いを抱きながら参席することになるでしょう。それぞれにとって特別な一日になりますね。

 

 特別なのは「想い」だけではありません。服装も学校に行ってからの流れも全て、日常の学校とは異なります。

 

 入学式の流れや必要なものは学校によって違いがあることと思いますが、入学式を気持ちよく終えて翌日以降の学校生活につなげていけるよう、いくつかのポイントについて考えていきましょう。

 

 

◎準備するものと服装

 

  入学式当日に学校へ持参するものは、既に書面でご家庭に知らされていると思います。

 当日慌てて忘れないように、まとめておきましょう。

 

 学校によっては「当日持ち帰るもの」が多いかもしれません。持参する荷物が少なくても、帰りの荷物を入れられる大きさのバッグを用意しておくと良いですね。当日用意するもの・配られるものの中に「連絡袋(連絡帳やお便りを入れる袋)が無いなら、プリントを挟むファイルがあると、入学式当日に配られたプリントを持ち帰りやすくなります。

 

 上履きは子どもが履くものだけでなく、参席する家族の人数分持参するよう書かれている場合もあります。学校のスリッパを利用する旨通知されている場合は必要ありませんが、持参する形式の場合は忘れないよう注意が必要です。また、下駄箱に保護者の靴を納められるとは限らないため、脱いだ下足を入れる袋等を準備しておくと、スムーズに動けます。

 

 また、当日は大人も子どもも、あらたまった服装になりますね。

 おしゃれな服に合わせて、子どもたちも普段履きなれない靴を履くことになるでしょう。転びやすくないか、靴擦れしやすくないか、事前に履いてみて着用感をたしかめておくと、当日のトラブルを防げます。

 スカートを履きなれていない女の子は、「スカートの中が見えないように意識する」のを忘れてしまうこともあります。入学式の日に厳しく注意するのも、姿勢が気になって式に集中できないのも、楽しいものではありませんよね。スカートの下に短パンや厚めのタイツをはいたりして、あまり気にならないよう工夫をしておくと良いでしょう。

 

 

◎普段とは異なる雰囲気

 

 入学前の子どもたちは「小学校」という場所を、「小学校生活」というものを、どのくらいイメージしているのでしょうか。

 

 年上の兄弟がいれば、かなりイメージできているかもしれません。身近にモデルがいなくても、「ちびまる子ちゃん」等のテレビ番組を見ていれば、学校での日常をなんとなく知っているでしょう。

 

 入学式は「学校での日常風景」とは全く異なるものです。小学1年生対象ですから、そこまで厳かではありませんが、子どもによっては非常に緊張する場面になるでしょう。

 一般的に、入園式より卒園式、入学式より卒業式の方が、厳かなものになりますが、入学式は卒「業」式よりお堅くないというだけで、卒「園」式に比べると厳かに感じるケースが多いと思います。

 3月の卒園式では事前にある程度練習を経験をしていると思いますが、入学式はいきなり本番です。流れがわからなくても、その都度周囲の案内に従っていれば全く問題ないのですが、不安や緊張を感じやすい子の場合は事前に少し声をかけておいた方が良いでしょう。

 

 まず、子どもたちは「入学式は家族ででかけるもの」とイメージしているかもしれませんが、ずっとべったり一緒にいられるわけではありません。慣れない場所で親と離れにくいと子どもに対しては「学校についてから親は離れること」「離れた後のことは学校の大人達が丁寧に教えてくれること」「式中は遠くでしっかり見ていること」などを事前に伝えておきましょう。

 

 また、体育館という空間で、スーツの大人と上級生に囲まれて、校歌(知らない難しい言葉が出てきてよくわからない)を聞かされ、号令に合わせて座ったり立ったりする(そのたびに話し声は聞こえず椅子の音だけが響く)という雰囲気に驚いてしまう場合もあります。

「自分はこれからこんな環境の中で生活していくのか」と。

 基本的にどんな環境でも受け入れられる子もいますが、入学式の雰囲気だけで「自分は小学校無理かも」と不安になってしまう子もいます。

 入学式に驚いてしまいそうな子どもには、あらかじめ普段の学校生活がどんなものかわかるように絵や動画を見せておき「入学式は特別で、普段はこんな雰囲気ではない」と伝えておくことをお勧めします。

 

 

◎教室の中や玄関・トイレをチェック

 

 翌日以降の校舎内での活動は、「自分のことは自分でする」ことになります。

 入学式の日に時間をとれそうであれば、玄関での靴の着脱や教室でのランドセルの出し入れ、トイレの使用など、保護者の目の届くところで一通り練習してみるようにすると良いでしょう。 

 そこで何か心配な点が見つかれば、今後の服装を工夫するなど、対策を考えることもできます。

 

 

◎まとめると

 

・慣れない服装での式になるので、靴擦れ等のトラブルについては事前に予防しておきましょう。

 

・「持参するもの」を忘れないように持って会場へ行き、その場の人たちの案内に従えばつつがなく終わりますが、慣れない環境に不安や緊張を感じやすい子には、その子が安心できるようしっかり話しておくことが必要です。

 

・時間が作れそうであれば、子どもがどんなふうに玄関やトイレを使用するか、確認しておくと翌日以降の学校生活に役に立ちます。 

 

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 素敵な学校生活になりますように。

 

※別の記事でも書きましたが、4月から「ピカピカの一年生の教養」シリーズの投稿ペースを週3回から週1回に変更します。今後は月曜日20時に投稿予定です。

kikyouken.hatenablog.com

 

 今後ともよろしくお願いいたします。